紅白幕の基礎知識|サイズや設置方法、使われる生地について解説
紅白幕は、お祭りや式典などでよく使われる赤と白の縦じま模様の幕で、様々なサイズや生地で製作されています。紅白幕はどのように設置するのでしょうか。お祝い事で使う時はどれくらいのサイズの紅白幕を使うとよいでしょうか。このような、紅白幕の商品に関する疑問について解説します。
紅白幕はどこで買える?
お祝い事に使われる紅白幕は、のぼり旗や幕などを作成している印刷会社で注文することができます。また、モール型ECサイトやホームセンターで取り扱われることもあります。
紅白幕はデザインのパターンやサイズが決まっているため、オリジナルで印刷する幕と比べて比較的安価に入手しやすくなっています。
紅白幕のサイズについて
紅白幕は横に長い形状をしていることが多く、設置する場所によってどのサイズを選べばよいのか迷うこともあるかもしれません。
ここからは紅白幕のサイズを選ぶときのポイントや用途に応じたおすすめのサイズについてご紹介します。
紅白幕の「1間」の長さは?
紅白幕の横幅の長さを表す際に「間(けん)」という単位が使われます。1間は約1.8mであり、両手を大きく伸ばして横に広げたときの、両手の間隔に近いといえるでしょう。
数字が大きくなるごとに長くなっていき、2間は約3.6m、3間は約5.4m…のように1.8の倍数で長さが変わっていきます。
紅白幕で使われることの多い1間~7間の長さについて、表にまとめました。
間 | 長さ(m) |
1間 | 1.8m |
2間 | 3.6m |
3間 | 5.4m |
4間 | 7.2m |
5間 | 9.0m |
6間 | 10.8m |
7間 | 12.6m |
紅白幕の「高さ」にも種類がある?
紅白幕の高さにもいくつか種類があります。
それぞれの生地や横幅の長さに応じて45cm、70cm、90cm、120cm、180cmなど、複数種類をそろえていることが多いです。
基本的には、設置する場所の高さに応じて紅白幕の高さを決めるとよいでしょう。
場面ごとのおすすめのサイズ
ここで、場面ごとにおすすめの横幅の長さを紹介します。
例えば、屋台で紅白幕を利用する場合には2間がおすすめです。この長さがあれば、屋台の背景として設置したり、机の周囲を覆ったりしやすくなるからです。
やぐらを囲むなら4間がおすすめです。お祭りのやぐらは台の周囲を囲むことができる程度の長さが必要です。正方形の台の場合、1間の長さで1辺を囲むというイメージを持っておくと選びやすいでしょう。体育館のステージに飾るなら5間がおすすめです。
入学式や卒業式などでは紅白幕を複数枚用意して体育館の全体を覆う場面が多いですが、持ち運びや設置の面からも短すぎず長すぎない5間ほどの長さがよいでしょう。
ここで紹介したのは目安としての一例のため、いずれの場合でも設置する場所の長さを測定し、それにあった横幅の長さを選ぶと綺麗に飾りやすいでしょう。紅白幕が使用される場面については以下のコラムでも紹介しています。ぜひ確認してみてください。
紅白幕の使われ方についてはこちら紅白幕の生地について
紅白幕には、テトロンポンジやトロピカル、ビニールといった生地が使われることが多いです。
テトロンポンジは安価で軽量という特徴があります。生地が薄めのため、屋内での短期の設置におすすめです。
トロピカルはテトロンポンジよりも生地に厚みがあります。テトロンポンジよりも耐久性が期待できるため、屋外の設置や長期の設置にもおすすめです。
ビニールは布生地よりも破れにくく、屋外の設置や長期の設置におすすめです。液体汚れが付いてしまった場合にも、簡単にふき取れる特徴があり、特に屋台や飲食店での利用に向いているといえるでしょう。
紅白幕の設置方法
紅白幕は、赤と白の縦縞模様が交互に続く部分の他にも、赤一色でおおわれた部分があります。設置する際には赤一色の部分が上にくるように取り付けます。
紅白幕の上部には「チチ」とよばれる輪っかがあり、そこに紐や棒を通すことができます。
柱やフェンスがある場合は、すべてのチチ部分に紐を通し、紐をそのまま柱などに括り付けて設置しましょう。紐を使う場合は、赤と白でできた「紅白紐」を使うのがおすすめです。紅白幕と模様がほとんど同じであることから、統一感を出せるためです。
紅白幕を壁に貼って使用する場合は、布用の両面テープで貼るとよいでしょう。
紅白幕をチチ部分に画びょうを刺して固定する方法もあります。このとき、布に刺すと画びょうを刺した部分から紅白幕が破れてしまう可能性があるため避けた方がよいでしょう。
いずれの場合も、裾が汚れたり破れたりするのを防ぐため、設置する際には地面から数センチ離して設置するようにしましょう。
まとめ
この記事では紅白幕のサイズや生地、設置方法について説明してきました。紅白幕は用途に応じて様々なサイズ、生地が選べます。また紅白幕の設置方法も、紐で固定する方法からテープを使うもの、画びょうを使うものなど様々です。式典やお祭りなどで紅白幕を使う際には、ぜひ本コラムを参考にしてみてください。