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ユポ紙とは何?|紙やフィルムとの違いや用途について詳しく解説

ユポ紙とは何?紙やフィルムとの違いや用途について詳しく解説

ユポ紙と聞いて、

「ユポ紙って何?何に使われているの?」
「ユポ紙にはどんな特徴がある?」
「ユポ紙を使った印刷物の製作を検討している」

このような疑問や考えをお持ちではありませんか。

このコラムでは、ユポ紙の概要をはじめ、ユポ紙の特徴や良く使われる場面、印刷・加工などについてわかりやすく解説しています。
また、紙やフィルムとの違いについても紹介していますので、参考にしてください。

ユポ紙とは何?合成紙のひとつ?

ユポ紙とは、株式会社ユポ・コーポレーションによって開発された「フィルム法合成紙」です。

合成樹脂の「ポリプロピレン」と、天然鉱物「無機充填剤」が主原料です。
ミクロボイドという、微細な空孔を発生させながら膜部分が形成されるため、紙のような質感も有しています。

微細な穴があいているのが特徴のユポ紙

そもそも合成紙とは、石油から作られる合成樹脂が主原料の、「プラスチックフィルム」に似た特性を持っている紙のことです。通常の紙が主に「木材パルプ」を原料にしているのに対し、区別するために合成紙と呼ばれるようになったと言われています。

ユポ紙の特徴をわかりやすく解説

ここでは、ユポ紙の特徴をメリットとデメリットを交えながら、わかりやすく解説していきます。また、ユポ紙と紙・フィルムを比較したときの違いについても紹介しますので、参考にしてください。

ユポ紙を使うメリット

まず、ユポ紙を使うメリットを紹介します。

  • 水に強い
  • 破れにくく丈夫
  • 折り曲げても元に戻りやすい
  • 薬品や油がかかっても劣化しにくい
  • 環境にやさしい合成紙である

ユポ紙は水に強く、水に濡ぬれてもにじまない・ふやけにくい・形状の変化もほとんどない、という特徴があります。
また、折り曲げても元に戻りやすい性質があるうえ、破れにくく丈夫な合成紙です。薬品や油がかかっても劣化しにくいなど、通常の紙よりも強靭であると言えるでしょう。

さらに、ユポ紙には環境に負荷を与える物質が使われていないため、燃やした際に有害物質が出ず、環境にやさしい合成紙であることも大きなメリットです。

ユポ紙を使うデメリット

次に、ユポ紙を使うデメリットを紹介します。

  • 価格が通常の紙より高い
  • 印刷時の乾きが遅い
  • 高熱に弱い
  • 加工時にさまざまな注意が必要

ユポ紙は通常の紙と比較して高価なため、大量印刷・生産には向いていません。加工時にも注意が必要で、手間や時間などのコストもかかりやすいと言えるでしょう。

印刷したときに通常の紙よりもインクが吸収しづらいため、乾くのが遅い傾向があります。また、熱に弱く、プラスチックのように熱が加わると変形のおそれがあることもデメリットです。

ユポ紙のメリットだけでなく、デメリットも把握しておくことがより良い選択につながります。

ユポ紙と紙・フィルムを比較したときの違い

ユポ紙と紙・フィルムを比較したときの違いを、簡単に解説します。

紙と比較すると、水に強く破れにくく、油や薬品がかかっても品質が劣化しにくいです。
フィルムと比較すると、印刷したときにきれいに仕上がり、鉛筆で筆記できます。また、フィルムよりバリエーションが多いこともユポ紙の特徴です。

ユポ紙が使われる場面

実際にユポ紙が使われる場面を紹介します。私たちの身近で、ユポ紙はさまざまな場面で活躍しているのです。

飲食店のメニュー表を作りたいとき

ユポ紙は、飲食店のメニュー表を作りたいときによく使われます。

まず、商品の画像をきれいで鮮やかに印刷できるため、料理をおいしそうに見せやすいです。
水がしみこみにくく、水分や汚れが付いた場合でもふき取りやすいことも、ユポ紙が採用されやすい理由でしょう。

シートや冊子のメニュー表としても使用でき、ファストフード店などでよく見られる電飾メニュー看板にも使えます。

ポスターを屋外に設置したいとき

ポスターを屋外に設置したいときにもユポ紙が使われます。

ユポ紙はきれいに印刷でき、耐水性や耐候性を併せ持った合成紙です。そのため、屋外での雨や風にさらされやすい選挙ポスターや、駅構内の電飾ポスターなどに使われるケースが多くなっています。

また、お風呂で読める知育ポスターに使われることもあるなど、ユポ紙はさまざまな場面で活躍しているのです。

ラベルや注意喚起のシールを作りたいとき

ユポ紙は、ラベルや注意喚起のシールを作りたいときにも有用です。

冷蔵・冷凍保存などを記載した食品ラベルや、工業用の注意銘板、医薬品・化学品のラベルで使われやすいです。また、建築現場の資材管理や、社内の資産管理を目的とした社名シールなどでも採用されています。

重要事項を記載する、紙のように簡単に破けてほしくないシールを作りたい場合も、ユポ紙をシール加工して用いることがあるのです。

投票用紙にも使われている

選挙で使われる投票用紙にも、ユポ紙が使われています。

鉛筆で書きやすいことと、折り曲げても元に戻りやすい性質を兼ね備えていることが、利用されている理由です。記入した投票用紙を半分に折って投票箱に入れても、箱の中で紙が開いてくれるため、人が紙を開く手間を省けるメリットもあります。

ユポ紙にはどうやって印刷する?

ユポ紙は基本的に、専用の特殊インクを使用して、インクジェットプリンターで印刷します。

オフセット印刷やスクリーン印刷など、幅広い印刷方式に対応していることも特徴です。ただし、印刷方法や使用するユポ紙の種類によって、印刷前の注意点が異なります。そのため、注意事項を確認してから印刷をするようにしましょう。

なお、ユポ紙はレーザープリンターによる印刷はできません。熱に弱く、高熱になることで変形・プリンターの詰まりが発生しやすくなることが理由です。

ユポ紙にはラミネート加工ができる

ユポ紙は屋外にも設置できますが、長く使いたい場合はラミネート加工をすることで耐久性を上げられます。さらに、ラミネート加工により光沢感を調整でき、用途に合わせて仕上がりを変えることもできるのです。

横断幕・懸垂幕キングでは、ラミネート加工ができるユポ紙を取り扱っています。
詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

今回のコラムでは、ユポ紙の概要をはじめ、ユポ紙の特徴や良く使われる場面、印刷・加工などについて解説しました。

合成紙であるユポ紙は、水に強く破れにくいなどのメリットがたくさんあり、さまざまなシーンで使われています。

コラムを参考に、ぜひユポ紙を利用してみてはいかがでしょうか。