応援バナーの作り方~準備・作成・応援全て解説~【初心者必見】
応援バナーのデザインについて
選手にとって、会場を埋め尽くす応援バナーは何より励みになるもの。
拍手や声援、手紙で応援をするのが一般的ですが、応援バナーを掲げてより熱のこもったエールを送るのも1つの方法です。
今回は応援バナーを作りたい方のために応援バナーを作る前に知っておきたい知識をご紹介します。
応援バナーの大きさ
■ 基本サイズ(手に持って広げる)
縦70cm~100cm×横100cm~150cm
■ その他サイズ(壁や手すりに設置する)
縦60cm×横90cm~縦120cm×横180cm以下
布製の応援バナーは、横に広げても隣の人に迷惑がかからない大きさである横100cm以下が基本です。
隣の人が知人・友人であれば横150cmまでの応援バナーを2人で掲げることも可能でしょう。
壁や手すりに設置する場合は「縦60cm×横90cm」~「縦120cm×横180cm以下」のサイズが一般的です。
紙製の応援バナーであれば、A3サイズが主流とされています。
布製と同じように、持ち上げたときに前後左右に座っている人に迷惑がかからない大きさで作成しましょう。
ただし、応援バナーについては試合によって規定が異なります。
正しい方法で選手を応援するためにも試合の公式HPや「日本スケート連盟」のHPをご確認ください。
本人の写真(顔・全身)を使うのはNG・加工しても使用不可
応援バナーを掲げて、選手に気付いてもらえたら嬉しいという方も多いのではないでしょうか。
選手に認識されやすいように、選手本人の写真を使って応援バナーを作りたいと思う方も多いと思います。
しかし、写真の使用は肖像権や撮影者の著作権の侵害にあたるため控えましょう。
たとえ加工をしていても使用することはできません。
ただし、自分で撮影した写真で被写体の許可を得た場合は使用できる場合もあります。
必ず被写体の許可を取って使用しましょう。
選手本人の写真を使っている人もいらっしゃいますが、後々トラブルにならないためにもルールを守って応援バナーを作ることが重要です。
応援バナーに書いてはいけないこと
本人の写真以外にも、以下の事柄を応援バナーに記載することはできません。
・企業やスポンサーの名前、商品名など(広告と思わせるような言葉)
・選手への応援以外の内容(誹謗中傷、政治目的、それに通ずるもの)
応援バナーは選手を勇気づけるためのものですので、不快に感じる内容は避けましょう。
選手の名前や、応援の言葉を書くのはOKです。
選手に想いが伝わるよう、以下のような熱いメッセージを書きましょう。
素材は著作権フリーまたはお金を払って有償の素材を使用
自分で応援バナーをデザインしたくてもイラストが苦手だったりイメージするような画像を持ってない場合もあるでしょう。
その場合は著作権フリー、もしくは有償で配布されている素材を使用しましょう。
ただし、使用にあたっては著作権元の条件に従う必要があります。
万が一、著作権元の条件を無視して素材を使ってしまった場合は、著作権侵害という犯罪にあたります。
「10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金」が課せられることもありますので、ご注意ください。
応援バナーの作り方
大前提として、応援バナーを作る際は、まず初めにその試合で応援バナーを掲げても良いか確認しましょう。
応援する会場や大会ごとにアナウンスがあるため、HPなどでチェックします。
また、応援バナーは余裕を持って作成することをおすすめします。
特に、布で作る場合は業者によって納期が異なるため、予め確認しましょう。
以下の表は目安となりますので参考にしてみてください。
国内大会 | 国内大会 | |
紙で作る場合 | 5日前 | 7日前 |
布で作る場合 | 10日前 | 14日前 |
低予算で紙製の応援バナーを作る場合
紙製の応援バナーは、専用のソフトがなくてもパソコンで手軽に作ることができます。
自宅にプリンターがない場合も、コンビニなどのネットプリントで印刷が可能です。
凝ったデザインの作成は難しいですが、低予算で簡単に作成できるため初めて応援バナーを作る方におすすめです。
繰り返し使うことは難しいので、基本的に1回限りの使用となります。
ここでは、PowerPointを使った応援バナーのおおまかな作り方をご紹介します。
PowerPointを使った紙製の応援バナーの作り方
【作成手順】
※使用しているソフトのバージョンにより、一部説明が異なる場合がございます。ご了承ください。
① 背景画像をダウンロードする
「フリー素材 背景」「フリー素材 壁紙」などで検索をして、お好きな画像をダウンロードしましょう。
A3サイズ(300dpi 約3508px×約4961px)を使用しなければ画像が荒れてしまい不格好な背景画像になるため注意が必要です。
② PowerPointで応援バナーのサイズを設定する
PowerPointで新しいプレゼンテーションを開き、メニューの「デザイン」から「スライドのサイズ」を選択します。
「スライドのサイズ指定」を「A3(297×420mm)」に変更します。
③ 応援バナーをデザインする
背景に画像を使いたい場合は、まず背景画像を貼り付けます。
次に文字を入れていきます。
紙製バナーは布製よりも小さくなるため、文字は大きく、太めにして目立たせるのがポイントです。
影をつけるとかっこよくなります。
④ 空いたスペースに応援メッセージなどを入れる
応援バナーの他にも、英字の名前やモチーフなど、自由に入れてOKです。
⑤ PDFで保存する
PowerPointではファイルから「エクスポート」を選択するとPDFへ変換する事が可能です。
コンビニで印刷する場合は、印刷タブからPDF出力を選んでデータを保存します。
保存したデータを利用するコンビニのサービスにアップロードして、印刷して完成です。
自宅で印刷する場合は、A4で印刷したものをコンビニでA3に拡大印刷して完成です。
ちょっとこだわって布製の応援バナーを作る場合
布製のバナーであれば、紙製よりも立派な応援バナーの作成が可能です。
Illustrator、Photoshopなど専用のアプリケーションを持っていない方でも無料でデザインができ、そのまま印刷所へ入稿することができる
「幕デザイン」を使った応援バナーの作り方をご紹介します。
幕デザインを使った布製の応援バナーの作り方
・コンパクトにしまえて持ち運びが楽なものがいいなら
⇒「トロマット」
・コスト優先で短納期を優先したいなら
⇒「テトロンポンジ」
※トロマット、テトロンポンジは「防炎加工」をオプションで付けることができます。
縦と横のサイズを間違えないように注意しましょう。
・手に持って応援するなら「ハトメ無し」(お好きなもの)
・壁や手すりに設置するなら「ハトメ加工」(お好きなもの)
必要な枚数を入力してください。
標準仕様は「たたんで梱包」です。
たたむことによってつくシワが気になる方は「紙管巻きで梱包」をおすすめします。
※紙管巻きで梱包は1枚あたり+3,300円(税込)かかります。
・使用したい日まで十分な余裕がある場合
⇒「通常コース(5営業日)」(当日受付16:00まで)
・できるだけ早く届けてほしい場合
⇒「特急コース(3営業日)」(当日受付正午12:00まで)
※特急コースは1枚当たり+2,200円(税込)かかります。
※特急コースは支払い方法によってはご利用いただけません。
全て選択が終わるとお見積り価格が表示されます。
価格に問題がなければ「デザインを作る」をクリックします。
「デザインを作る」をクリックすると、横断幕キングの会員登録画面が表示されます。
必要な情報を入力して「仮登録」を行うか、すでに会員の方は「ログイン」します。
\ さっそく幕デザインで応援バナーを作ってみる! /
応援ルール、応援バナーを使った応援のタイミングとは
実際に応援をする際には、第一に周りの方の迷惑にならないように注意して応援しましょう。
立ってバナーを掲げる場合は、胸の高さを超えないようにするのがルールとされています。
応援バナーを掲げるタイミングは、演技前と演技後です。
演技前に選手の名前がコールされた時と、演技後は拍手を送った後、選手が挨拶をしている時に盛大に振りましょう。
選手がリンクを周回し始めてから演技が終わるまでは、バナーは振らずに演技を見守るのがマナーです。
また、以下のような行為は周りの方の迷惑となりますので気を付けましょう。
こんな応援はNG!気を付けたい応援マナー
・大声での応援
・写真撮影
・携帯電話の使用
・演技中の座席移動
・演技中の居眠り
・隣や後ろの人の視界を妨げるような応援バナーの振り方
まとめ
ここでは、応援バナーの大きさや、使用できる素材、作り方やルールについてご紹介しました。
応援バナーを使えば選手に熱い思いを伝えて励ますことができます。
肖像権や著作権を守った素材の使用、周りの人の妨げにならないような大きさや掲げ方で応援することが大切です。
選手がベストを尽くせるよう、ルールを守って気持ち良く応援しましょう。