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大漁旗とは?用途や絵柄の意味についてご紹介!

大漁旗とは?用途や絵柄の意味についてご紹介!

大漁旗とは、本来は漁船が港に帰る時に大漁だったことを知らせるために船上に掲げていた旗のことです。現在ではお祝いや応援にも用いられ、活躍の幅が広がっています。

この記事では、大漁旗の歴史に加え、お祝いや応援といった現在の用途について解説しています。大漁旗によく使われる絵柄とその意味、おすすめの生地についてもまとめているので、目的に合った大漁旗を作るための知識を深めてみましょう。

大漁旗の読み方

大漁旗は「たいりょうばた」、もしくは「たいりょうき」と読みます。一般的には「たいりょうばた」という読み方であり、辞書に記載されている読み方もこちらが主流です。とは言っても「たいりょうき」という読み方が間違いということではなく、地域によってはこちらが主流の場合もあるということも押さえておきましょう。

大漁旗の歴史

冒頭でもお伝えした通り、大漁旗は漁船が港に帰る時に大漁だったことを知らせるために船上に掲げていたものです。無線などの通信手段がなかった江戸時代から始まった慣習であり、距離が離れていても港から見えるような大きな旗を掲げることで漁の成果を知らせていました。大漁であると事前に知ることができれば、港では魚の水揚げや処理の準備をしておくことができるからです。

また、大漁旗は港で待つ人々への報告手段だけでなく、漁師同士のコミュニケーションの手段でもあったと言われています。成果を上げられなかった漁船が大漁旗を掲げた船を目にし、魚を分配して欲しいと交渉することもあったそうです。

現在の大漁旗の用途

現在では、無線や携帯電話の普及によって旗で情報伝達を図らなくても済むようになりました。その結果、大漁旗の持つ意味合いは「大漁を港に伝える喜ばしいもの」から「縁起物」に広がり、用途も増えたのです。現在の大漁旗の用途を、以下にご紹介します。

漁船に掲げて使用する

大漁を伝える目的で使われることは少なくなっているものの、大漁旗と漁船の結びつきは変わらず強固です。現在の大漁旗は、新造船のお披露目や浸水式、初漁業、お正月に行う年初めの出航などの縁起の良いタイミングで取り付けられる事例が多くなっています。

この場合の大漁旗は、鯛や朝日、波や富士山といったイラストのほか、船の名前や「大漁」「祝」といった文字を入れたデザインがポピュラーです。漁船がターゲットにしている海産物のイラストを入れることもあります。

漁船に掲げて使用する大漁旗

お祝いに使用する

縁起物としての意味を持ち始めた大漁旗は、結婚や出産、退職などの人生の節目、還暦や古希などの長寿祝いのタイミングで贈られることもあります。その際のデザインは、おめでたいモチーフである鯛や朝日、富士山や鶴亀などが一般的です。

・出産

出産祝いに贈る大漁旗は、朝日や富士山などのおめでたいモチーフを背景に、子供の名前と生まれた日時、出生時の体重などを入れて作られます。大漁旗を敷いた上に赤ちゃんを寝かせて写真を撮られることも多く、小さい頃を振り返り成長を喜ぶ良い記念になるでしょう。

出産祝いに使用する大漁旗

・結婚

結婚祝いに贈る大漁旗は、披露宴や二次会を彩る装飾としても活躍してくれます。和装と大漁旗との相性の良さは言うまでもありませんが、洋装であっても大漁旗のポップでカラフルなデザインとマッチします。「祝・結婚」や「寿」、「門出」といった言葉と共に、新郎新婦の名前を配置したものがポピュラーです。

結婚祝いに使用する大漁旗

・長寿祝い

還暦や古希などの長寿祝いにも、大漁旗はおすすめです。デザインは、「祝・還暦」という言葉と縁起の良いモチーフ、日付や名前を組み合わせたものになります。大漁旗を掲げて家族写真を撮っても記念になりますし、お祝いが終わった後はタペストリーのように飾って楽しむこともできます。

長寿祝いに使用する大漁旗

スポーツの応援に使用する

遠くからでも目を引く大漁旗は、スポーツの応援旗としても使われています。モチーフに縁起が良いものが多いこと、色使いなどがカラフルで目立つこと、振り旗としても横断幕としても使えることなどが理由です。

チーム名や選手名、キャッチコピー、背番号などの他、鯛や朝日といった定番のモチーフではなくチームのロゴやマスコットをデザインする例もあります。

スポーツの応援に使用する大漁旗

催しや店内の雰囲気づくりに使用する

海鮮を売りにしている物産展などの催しや物産展の雰囲気作りにも、大漁旗は有効です。例えばタペストリーとして壁や天井を飾ったり看板代わりに掲げたりすることで、店頭がぐっと華やかに活気付きます。

大漁旗には「大漁」や「商売繁盛」といった景気の良い言葉に加え、店名の他、鮮度や味の良さをアピールするために仕入先の港や漁船の名前を入れることもあるようです。

催しや店内の雰囲気づくりに使用する大漁旗

大漁旗によく使われる文字や絵柄の意味

・鯛

鯛は、おめでたいもの、縁起物の代表格です。鯛と「めでたい」の音が重なっていることに加え、紅白のカラーリング、栄養価の高さ、寿命の長さなどが理由です。漁業や商売の神様であり七福神の一人でもある恵比寿様は、腕に鯛を抱えています。デザインの面でも、躍動感があり赤い体の鯛はキャッチーでおすすめのモチーフです。

・富士山

霊峰として古くから信仰の対象である富士山は、緩やかな末広がりの形から縁起が良いとして好まれています。富士の音は「不死」や「無事」にも通じており、無病息災や身体健全、家内安全や安産などのご利益があると考えられていることも、縁起物とされる理由です。大漁旗には青や緑で描かれることもありますが、縁起が良いとされる赤富士をデザインすることもあります。

・波

大漁旗に描かれる波は、白い飛沫を上げる荒波がポピュラーです。荒波に「困難に打ち勝つ」という意味を込めるという意図があり、加えて大漁旗のデザインに動きが出て躍動感が生まれます。鮮やかな青が美しく、鯛や富士山などのモチーフとの相性も良いので、大漁旗に描かれる機会の多い絵柄です。

・鶴亀

鯛同様に、鶴亀も縁起物として親しまれているモチーフです。古代中国由来の考え方で、寿命が長い鶴と亀は長寿と繁栄のシンボルとされてきました。また、鶴は夫婦仲が良く一生添い遂げると言われており、夫婦円満の象徴でもあります。還暦や古希などの長寿祝いの他、金婚式などにもぴったりの絵柄です。

大漁旗におすすめの生地

最後に、オリジナルの大漁旗を作る場合におすすめの生地をご紹介します。

漁船に大漁旗を掲げるのであれば、日光や潮風に晒されても傷みにくい丈夫な生地がおすすめです。ビニール素材でできているターポリンは、テントや養生シートなどにも使われている耐水性・耐候性が高い生地なので、雨風でも長く使用することができます。

お祝いなど屋内で大漁旗を使用する場合は、写真やイラストのプリントが美しく仕上がり、持ち運びしやすい素材がおすすめです。例えばトロマットは、発色が良い上に壁などの背景の色が透けにくいので、横断幕やタペストリーにも使われています。柔らかくシワがつきにくいため、小さく畳んでおくことも可能です。

まとめ

本来は漁船で掲げられていた大漁旗ですが、ご紹介してきたように現在では新たな用途で活躍の場を広げています。また、長く愛されてきた絵柄には意味があり、そこに込められた祈りや願いは現在の私達が抱いているものと変わりません。

伝統を受け継いでいくためにも、本来の歴史や用途を踏まえた上で柔軟に活用していくことも大切なことではないでしょうか。使用する生地も考慮した上で、用途に合った素敵なデザインのオリジナル大漁旗を作ってみてください。