バックパネルとは?種類や用途、設置方法を解説
展示会やイベントなどでは様々な装飾品や販促物が活用されていますが、中でも大型の背景装飾として使用されているのがバックパネルです。
今回は、バックパネルの概要や種類、活用や制作の方法についてご紹介していきます。
バックパネルとは?
バックパネルとは、屋内設置用の大型のサインディスプレイです。主にテレビやイベントなどのインタビューの背景や、記者会見の背後などで使われているケースが多く、その用途から「バックパネル」や「バックボード」「インタビューボード」などと呼ばれています。
その他にも、表彰式や企業の商品発表、イベントステージなどの装飾として使用されたり、店舗バックヤードの目隠しや空間の間仕切りなどとしても使われたりすることがあり、業種業界を問わず幅広く活用されています。
バックパネルを使えば大きな背景を作り出すことができるので、空間を演出してテレビや動画、写真を映えさせる効果などが期待できます。また、デザインに企業ロゴや団体・自治体のマーク、社名、商品名などを記載しておくことで宣伝効果も見込めます。
バックパネルの種類や仕様
バックパネルは、サイズや形状などによっていくつかの種類が存在します。それぞれの特徴は以下の通りです。
【折り畳み式で組み立てるタイプ】
「バックパネル」として一般的なのが折り畳み式で組み立てるタイプのものです。折りたたんである状態の設置用器具を広げ、幕をかぶせて器具についているマジックテープなどで固定します。
▼折り畳み式バックパネルの設置方法
1〜2人で扱える専用器具は、コンパクトに折りたためることから持ち運びにも適しており、イベントなどの会場に持っていくことができます。業者で発注する際には、持ち運び用のバッグがセットになっていることも多いです。幕はマジックテープなどで固定する仕様になっていることが多いため、幕単体も折りたたんで収納や持ち運びができます。
また、器具と幕が分かれていることから、器具さえ持っておけばデザインは都度別のものに張り替えて使用することもできます。デザインの種類や訴求内容が複数あったり逐一変わったりする場合でも、幕の交換のみで対応出来ます。
業者によって取り扱っているサイズは異なりますが、背景に使用するという用途から、多くの場合人間より高さや幅が大きくとられています。器具の組み立て方や取り扱っている幕の長さも異なる場合があります。
【ロールアップ式】
ロールアップ式のものは、「バナースタンド」などの名称で販売されていることも多い商品です。器具と幕が一体化しているケースが多く、筒状にしまわれている幕をロールアップして持ち上げることで設置が可能です。
器具と幕が一体化していれば保管や持ち運びもしやすくなりますが、一方で幕のデザインを変更できないというデメリットもあります。
また商品次第では先ほど紹介したバックパネル程のサイズが無い場合もあり、設置の容易さとサイズなどの兼ね合いで導入を検討する必要があります。
【イージーウォール】
イージーウォールも、サインディスプレイの1つでバックパネルとして使用することができます。こちらは通常、部品がばらついた器具を組み立てて設置するタイプになります。2本の支柱で支えた上下の横棒に幕を通して背景を作り出すようになっており、組み立て式なので幕の取り替えが可能です。
収納袋にもコンパクトに収まりやすく持ち運びもしやすいことや、折り畳み式のものよりも大がかりな設置になりにくいことから、手軽で使いやすいバックパネルと言えるでしょう。
バックパネルの活用方法や導入事例
冒頭にも述べたように、バックパネルは幅広い場所や用途で使用されています。
バックパネルが活用されている場面について、イメージとあわせてご紹介します。
・記者会見の背景
・スポーツ選手のヒーローインタビュー
・イベントステージの装飾
・試合やコンクールの表彰台の背景
・セールやフェア、売り場の装飾
・観光地や空港の案内やPR
バックパネルの活用事例
専用の器具などを使わなくても、バックパネル用のデザインを施した横断幕を使用して、バックパネルの代わりに使用されているケースもあります。
以下の事例は、弊社サイトの横断幕の商品から通常のバックパネルと同じトロマット生地をお選びいただき、バックパネル用の幕として制作いただいたものです。
横断幕
千葉県 東邦オート株式会社 様
ご意見・ご感想
記念撮影に箔が出て、よい記念写真が撮影できました。品質も良く、納期も早いものが選べるのでお勧めです!
商品 | 防炎トロマット幕 |
サイズ | H170×W222 |
プラン | データ入稿 |
用途 | 背景幕として |
バックパネルの制作方法
最後に、いざバックパネルを作るとなった場合にどのように業者へ発注すればよいのかを解説します。
一般的には印刷会社などにバックパネルを発注するケースが多くなりますが、先にも述べたように業者によって取り扱っているサイズや仕様は異なります。まずは事前にどのようなサイズや仕様のバックパネルが必要かを考え、それらに対応してくれる業者であるかを確認しましょう。
業者が決まったら、WEBサイトなどから希望の生地やサイズを選んで発注しましょう。デザインデータを作る際は、専用のテンプレートがあるかどうかにも注意してください。
設置する場所によっては防炎加工を求められるケースもあります。必要に応じて、業者が取り扱っている生地が防炎加工にも対応しているかどうか、防炎シールをつけられるかどうかなどを確認しておきましょう。
まとめ
バックパネルは、幅広い用途で活用でき、空間を演出できる装飾ツールの1つです。イベント会場の演出やインタビューエリアの設置を行う場合など、バックパネルが適した場面がある場合は、ぜひ導入を検討してみてください。