タオルの素材の種類や特徴を解説！選ぶ際のポイントとは？

綿(コットン)は、タオルに使われることの多い素材のひとつです。柔らかな肌触りと優れた吸水性が特徴で、展開されている商品数も多くあります。価格も比較的買いやすいものが多く、タオルとして一般的に使用される素材のため、タオル選びで迷った際におすすめです。

ポリエステルは、吸水速乾性に優れた素材です。化学繊維のため、チクチク感が苦手な方は、混率や肌触りを直接確認しましょう。マイクロファイバー生地と呼ばれるものもポリエステルなどの化学繊維を使った生地のことです。湿気がこもりやすい・静電気が起こりやすいという面があるため、肌の弱い方が使用する際には注意が必要です。

リネンやラミーとも称される麻の生地は、サラッとしていることが特徴で夏場の寝具などに使用されています。通気性・吸水性・吸湿性に優れているため、タオルとしての使い勝手がいいのも魅力です。洗濯時に縮みにくく耐久性も高いですが、生地によってはシワになりやすいものもあるため注意しましょう。

シャーリング生地は、パイル地のループ部分をカットした生地でカットパイルと呼ばれることもあります。毛足を均一にカットするシャーリングという工程を施しているため、滑らかな肌触りが特徴です。タオルへのプリントも比較的綺麗に行うことができます。

凹凸のあるワッフル生地は立体的な織りで肌の接着面が少なく、さらさらな肌触りが特徴です。速乾性だけでなく、空気をはらむため保温性もあります。プリントタオルには不向きですが、バスタオルだけでなくブランケットや布巾などの商品にも使用されています。

ガーゼ生地は、赤ちゃん用のタオルに採用されることも多いほど、優しい肌触りが特徴です。縦横交互に重ね織りされており、生地は薄くて軽く、通気性と速乾性に優れています。汗をかきやすい夏場のタオルや寝具におすすめです。表面が平らの生地のため、プリントもしやすいという特徴があります。

パイル生地は、糸の先端がループ状になるように織られたタオルによく使われる生地です。ループにした分ボリュームがあるため、柔らかく吸水力に優れています。しっかりと水を吸うバスタオルやハンドタオルが欲しい方には特におすすめです。素材やパイルの密度・長さによっても肌触りが異なるので、好みのものを探しましょう。

通常タオル生地は繊維を撚り合わせた糸でつくられることが多いですが、無撚糸生地は、撚りのない無撚糸を使った生地のことを指します。生地に空気を含むためふわっと柔らかなボリュームがありながらも軽いのが特徴です。保温性も高い生地となるので寒い季節にもおすすめの生地です。

サテン生地は朱子織と呼ばれる織り方の生地で、表面に光沢感がある滑らかな質感が特徴です。ドレスや下着、シャツなどの衣類にも使われています。サテンは素材の名称ではなく、生地の織り方のため、綿やポリエステル、シルクなど使われる素材はさまざまです。