同人サークルやイベントで使える敷き布のサイズや生地を解説
敷き布とは、同人サークルやイベントなどで机に敷く布のことです。長机に何も敷かずに作品を展示すると、どこか寂しく感じてしまったり、長机の下の荷物などが丸見えとなりごちゃごちゃした印象を持たれたりしてしまいます。
作品をより引き立たせる役割もある敷き布は、イベントに欠かせないアイテムです。イベントによっては出店するほとんどの人が敷き布を用意している場合もあるので、忘れないように前もって準備しましょう。
この記事では、敷き布の選び方や気を付けたいポイントについて詳しく説明しています。イベントなどに出店の予定がある方は敷き布の準備をする上で参考にしてください。
敷き布やその材料はどこで買える?
敷き布は手芸店やネット通販などで簡単に手に入れることができます。手芸店やネット通販では布を希望の長さで切ってもらうことができます。布の長さについては後述するサイズを参考にしてください。
同人サークル向けのイベントグッズを取り扱うお店では、イベント用に最適なサイズにカットされ、ポケットなどの収納があらかじめ縫製された敷き布も販売されています。
また、オリジナル印刷を扱う会社などで販売されているテーブルクロスは敷き布としても活用できるものがあります。
身近な場所では100円ショップでも布やはぎれが売っています。既製品のような敷き布にぴったりのサイズのものを探すのは難しいかもしれませんが、はぎれを縫い合わせたり、ポケットなどを縫いつけたりしてオリジナルの敷き布を作成してもよいでしょう。
同人サークルやイベントで使う敷き布の選び方
次に同人サークルやイベントで使う敷き布を選ぶ際のポイントについて解説します。
敷き布のおすすめのサイズ
同人イベントでは、長机の半分を1人のスペースとして使用することが多いので、長机の半分のスペースを覆うサイズの布を用意するとよいでしょう。イベントでよく使用される長机のサイズは「幅180cm✕高さ70cm✕奥行45cm」なので、敷き布の幅は「90cm」がおすすめです。
長さはお客様側に垂らす部分は足元が隠れる長さまで、出店者側は少し垂らすことを考えて110~130cmがよいでしょう。
おすすめのサイズ
- 横90cm×縦110cm
- 横90cm×縦120cm
- 横100cm×縦150cm(端を折り返してポケットなどの収納部分にする場合)
敷き布を手作りし、敷き布と同じ生地でポケットを付けたい場合は、縦の長さを長めに150cmで購入し、端を折り返して縫うことでポケットにする方法もあります。
イベントで使用される長机のサイズがわからない方は、大きめサイズの布を購入し、折り畳んで使用してもよいでしょう。
敷き布で使われる生地
敷き布の生地は基本的には好きな生地を選んでかまいません。耐久性を考えるなら厚めの生地を選ぶとよいでしょう。小さく畳んで持ち運ぶので厚めの生地の方がシワになりにくく、敷いたときも綺麗に見えます。
生地の端がほつれていると見栄えがよくありません。生地の幅が90cmになるように、ミシンや布用両面テープなどを使って端の処理をしておくことが必要です。
また、出店の条件に防炎生地が指定されている場合もあるため、その場合は防炎加工済みの布を選びましょう。
「横断幕・懸垂幕キング」では防炎加工済みのテーブルクロスを販売しています。前掛けタイプなど、敷き布としても使いやすい形状も取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。
テーブルクロスを詳しく見る敷き布でよくある色やデザイン
敷き布の色やデザインは、同人サークルやイベントの雰囲気に合ったもの、作品をより引き立たせてくれるものを選ぶのがおすすめです。布選びに迷ったときは、グレーや紺、茶系などの落ち着いた色味を選んでおくと作品の邪魔になりません。
柄が大きい生地やカラフルな生地を選ぶと、生地自体に目線が行ってしまい、作品の存在感が薄れてしまう可能性もあります。
作品を置くテーブル部分は無地や、柄は控えめなものを選ぶとよいでしょう。他の方と差別化したい、通りすがりの人にも作品をアピールしたい方は通路側に垂らした布の部分に宣伝などの装飾をするのがおすすめです。
敷き布のポケットは何に使う?
敷き布の端にポケットを付けている人もいます。ポケットがあると、ペンやノート、ペットボトルなど、さっと取り出したいものや、こまごまとしたものを収納できて便利です。来店者からは見えないテーブルの手前側にポケットを付けるので、見栄えを意識する必要はありません。
ポケットはミシンで縫いつけても良いですし、布用両面テープや、布用ボンドなどを使っても簡単に取り付けることができます。
ポケット部分の布は、はぎれなど小さいサイズでもよいので100円ショップでも簡単に手に入れることができます。
敷き布を使うときの注意点
敷き布を扱うときは、生地が薄ければ薄いほど畳んだときの折り目がつきやすくなります。
移動のときに雑に丸めて運んだり、ぐちゃぐちゃのまま保管したりしておくと変な折り目がついてしまい、次回使うときにシワが目立ってしまうでしょう。シワがついたままの敷き布は不衛生な印象を与えやすく、作品を手に取ろうという気さえ奪ってしまうかもしれません。
敷き布は丁寧に扱い、シワができたときはアイロンをかけ、綺麗に畳んで保管することをおすすめします。
また、同人イベントで使用する長机は、2人で1つの長机を使うことが多いです。
長机の上に境界線のような印はついていないので、敷き布が真ん中をはみ出してしまうと同じ机を使用する相手の方も不愉快な気分になってしまいかねません。
メジャーなどで長机の半分の位置を測ればよいですが、正確な境界線がわからない場合は、敷き布の幅をあらかじめ長机の半分の長さの90cm程度にしておくと、相手の範囲に侵入することなくお互いに気持ちよく出店できるでしょう。
まとめ
これまで、同人サークルやイベントで使用する敷き布について説明してきました。
初めてイベントに参加する方はどんな敷き布を用意すればよいか悩むかもしれません。敷き布の幅は長机の半分の幅である90cmを目安に、長さは手前を少し、反対側は長めに垂らす110~130cm程のサイズが便利です。
敷き布の色やデザインも、作品を引き立たせるうえで重要な要素なので、好みの布を選んでイベントを楽しみましょう。