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講演会で垂れ幕・横断幕を活用するコツ!会場のレイアウトや作成のポイントも解説

講演会で垂れ幕・横断幕を活用するコツ!会場のレイアウトや作成のポイントも解説

講演会の会場設営では、壇上や客席側の座席配置といった会場のレイアウトはもちろん、垂れ幕や横断幕の準備も事前に行う必要があります。

しかし、垂れ幕・横断幕のサイズ・仕様など考えるべきことは多く、講演会にマッチした幕を選定するハードルが高いのも事実です。

この記事では、講演会で使われる垂れ幕・横断幕の目的やメリットを再確認した上で、幕のサイズ例や仕様の選び方について解説しています。垂れ幕・横断幕を設置する会場レイアウトの例、デザインで迷いやすいポイントについても触れているので参考にしてみてください。

講演会で使われる垂れ幕・横断幕とは?

垂れ幕・横断幕は、講演会をはじめ、セミナーや会議、コンクールや式典、催事などで幅広く使われています。会の内容や演題、会のスローガン、登壇者の名前などが示されており、舞台中央やステージ脇に設置されます。

垂れ幕・横断幕を設置することで、講演台やマイク、テーブルや椅子だけを置くよりも舞台の見栄えが良くなります。入ってきた来場者が垂れ幕・横断幕を目にすることで目的の会場であると確認できるので、来場者誘導の意味合いもあると言えるでしょう。また、幕に示されているテーマやスローガンを目にしながら講演を聞くことになるので、あらかじめ会の主題を共有した上で、同じゴールに向かって会を進行していくことができます。

垂れ幕・横断幕は、布や合成紙で作られるのが一般的です。コピー用紙にプリントアウトしたものを貼り合わせて作ることもできますが、どうしても安っぽく見えてしまいがちです。紙の継ぎ目やシワも目立つので、カジュアルな環境であればよいかもしれませんが、厳かな場やクオリティが大切な場であれば印刷会社などへの依頼を検討しましょう。

幕のサイズ例や仕様の選び方

まず、垂れ幕・横断幕のサイズや生地などの仕様について解説します。

サイズについて

前提として、予定している会場に垂れ幕・横断幕の設置が可能かどうかを事前に確認しておきます。会場によっては、制限が設けられていて幕を設置できないこともあるからです。

制限が設けられていない場合でも、会場の大きさをあらかじめ確認しておきましょう。垂れ幕であっても横断幕であっても、会場の大きさに合った適切なサイズを選ぶ必要があります。

また、舞台から遠い座席からでも文字が読み取れるよう、垂れ幕・横断幕はできるだけ大きめのサイズで作ることをおすすめします。手元で見ている分には十分な大きさだと感じられても、「実際に垂れ幕・横断幕を設置してみたら思ったより小さかった」、「もっと大きく作れば良かった」ということはよくあるようです。載せる情報の量と文字サイズとのバランスも見ながら、適切なサイズを検討しましょう。

あくまで一例ですが、横断幕でよく用いられるのは以下のサイズです。

・大きなホールの場合→縦80cm×横550cm程度

・会議室の場合→縦60cm×横250cm程度

講演会の横断幕のサイズ例

垂れ幕も内容や用途、設置方法によってサイズは幅広く使用されていますが、一例として下記を参考にしてみてください。

・大きめの垂れ幕の場合→縦270cm×横90cm程度

・人と同じサイズ感の場合→縦180cm×横60cm程度

講演会の垂れ幕のサイズ例

生地について

講演会で使用する垂れ幕・横断幕の生地は、トロマット、あるいは合成紙がおすすめです。

トロマットは、ポリエステルの平織り生地です。糸が太いため厚みがあり、幕の後ろが透けて見えることもありません。シワになりにくいので、掲示してもピンとした美しさを保ちます。しっかりした生地ですが、ビニール素材よりは軽いので持ち運びにも便利です。

合成紙はユポ紙とも呼ばれ、合成樹脂を原料としています。コピー用紙のような一般の紙とは異なり、画鋲を刺しても破れにくく、湿気にも強いという特徴を持っています。合成樹脂で出来ているとはいえ紙なので、筒のように丸めて運搬することが可能です。巻き癖が付きにくいのもメリットです。

上記の2種を含め、業者によって様々な生地が用意されていますが、合成紙ではない一般紙はそぐわない可能性があるので注意しましょう。シワが付きやすいので見栄えが悪くなりがちで、強度も低いため安っぽくなってしまう可能性があります。「その日限りしか使わないから安いものでも良い」という場合であれば問題無いケースもあるかもしれませんが、講演会参加者の気持ちを高める意味でも、質の良い幕を掲げることも大切です。

以下の写真は、横断幕・懸垂幕キングで幕を制作されたお客様の事例写真です。講演会とは少し異なりますが使用する目的や用途は近いため、サイズ感や会場の設置イメージとして参考にしてみてください。

吹田市いがい教室発表会

生地:テトロンポンジ
サイズ:縦60cm × 横480cm

会場の状態を確認する

垂れ幕・横断幕の設置が可能かどうか、会場の大きさと共にあらかじめ確認しておく旨は、先ほどお伝えした通りです。しかし、そもそも会場が決まっているのか、これから決めるのか、垂れ幕・横断幕は既にあるのか、これから作るのか、最初に整理しておきましょう。既にある幕を使うのであれば、それにマッチした会場を視野に入れる必要がありますし、会場が先に決まっているのであれば、会場に合わせた幕を作らなければなりません。

それに加えて、幕の取り付け方にも気をつける必要があります。例えば、幕にバトンを通して設置するタイプの会場だった場合、バトンに合う幕の長さを事前に確認し、幕にはバトンを通すための袋加工をしておきましょう。他にも、ロープを使って結び付ける場合はハトメ加工した穴が必要です。

垂れ幕や横断幕を使用した会場レイアウトの例

設置する幕のサイズや会場が明確になったら、垂れ幕や横断幕を含めた会場全体のレイアウトについて考えていきましょう。

舞台側のレイアウトの例

まずはメインとなる舞台側のレイアウトについて考えていきましょう。会場によって舞台の広さも仕組みも大きく異なるので、「これが正しい」という方法はありませんが、どのような講演会でも共通して意識すべき点や参考にできる点はあります。以下では、使用する道具などによっていくつかのパターンに分けて、レイアウトの例を紹介していきます。

・講演台やマイクのみのシンプルな舞台の場合
舞台上に特別な物を用意する必要がない場合、基本的に登壇者が舞台の中央にくるように講演台やマイクをレイアウトします。他に設置するものが無い分、横断幕や垂れ幕は登壇者と被らないことを意識して置けば、比較的自由に調整できるでしょう。

・スクリーンやモニターを使う場合
講演の中でスライドなどを映す場合は、スクリーンやモニターを舞台中央に設置する必要があります。講演台やマイクは上手か下手に置くパターンもありますが、スクリーンが高所にあり登壇社と被らないようであれば中央のままでも設置できます。

この場合、下図のように横断幕はスクリーンよりも更に高所に、垂れ幕はスクリーンと被らない舞台袖に設置できます。

講演会のステージレイアウト1
講演会のステージレイアウト2

・ホワイトボードなどを使用する場合
ホワイトボードなどを使う場合は、客席側からの見やすさと登壇者が移動して書きやすいように、講演台と被らない位置の上手側か下手側に設置します。この場合、垂れ幕は反対側の位置に設置できます。横断幕はホワイトボードに隠れてしまわないように注意しましょう。ステージ自体に高さがある施設の場合、客席から見上げるとホワイトボードと幕が被ってしまう可能性もあるので、よく確認しておきましょう。

講演会のステージレイアウト3

・登壇者が複数人いる場合
司会者と登壇者が別々にいる場合や登壇者が複数人の場合は、上手と下手にそれぞれの机を設けると、舞台上がすっきりと見えます。講演台やテーブルは中央を向くようにやや斜めに設置することで、登壇者からも来場者からもお互いの顔が見えやすくなります。この場合、横断幕は中央高所に設置し、垂れ幕を設置する場合は登壇者と被らない袖に配置しましょう。

なお、垂れ幕の内容が登壇者の名前を記載したものの場合、登壇者が座るテーブルから吊り下げて見せるケースもあります。

講演会のステージレイアウト4

・垂れ幕を複数使用する場合
講演会やイベントの内容次第では、設置する幕も複数種類に及ぶことも考えられます。
その場合でも、基本はこれまで解説してきた通り登壇者と被らないことを意識しましょう。まずは中央に登壇者が立てる配置になるかを考え、下手と上手の両方に垂れ幕を設置するなど、必要な幕の数とバランスを見ながら決めていきましょう。

講演会のステージレイアウト5

来場者側・客席側のレイアウトの例

来場者や客席側の座席のレイアウトは、講演の内容やスタイルによって適したレイアウトが異なります。会場によっては椅子や机が備え付けてあり移動できないパターンもありますが、比較的自由にいすや机を配置できる場合は、主に下記の3つのレイアウトの方法があります。

シアター式の会場レイアウト

・シアター式

登壇者の講演を聞くことがメインであれば、椅子のみを舞台に向けて設置するシアター形式が一般的です。登壇者と来場者が向かい合う形になるので、登壇者は来場者の反応を見ながら話をすることができます。椅子のみを設置すると席同士の幅がわかりにくくなるので、荷物を置くスペースや座りやすさなどを考慮し、窮屈にならないよう注意しましょう。

スクール式の会場レイアウト

・スクール式

資料を配布したり来場者がメモを取ったりする必要がある講演内容であれば、来場者全員に対して机がある方が便利です。したがって、机と椅子を舞台に向けて設置するスクール形式がおすすめです。ただ、机がある分どうしても設営の手間はかかるので、長机を使い設置する机の数自体を減らすなど、工夫をしましょう。

アイランド式の会場レイアウト

・アイランド式

来場者同士で意見交換やグループワークをする場合は、来場者同士が向かい合う形で机と椅子を設置するアイランド形式が適しています。位置によっては舞台が見えにくくなってしまうので、レイアウトが難しい形式でもあります。どの席からでも出来る限りステージが見やすいように、実際に座ってみるなど確認を行いましょう。

デザインで迷いやすいポイント

最後に、垂れ幕・横断幕のデザイン作成で迷いやすいポイントを押さえておきましょう。

まずは、入れる情報の量に注意しましょう。あまりたくさんの情報を入れると、ごちゃごちゃして見づらくなる上、字が細かくなるので遠くの席から読み取れなくなってしまう可能性もあります。シンプルに、かつ端的に情報をまとめることを心がけ、「演題」、「登壇者の名前」など、必要な内容を厳選してください。垂れ幕・横断幕には「〇〇氏講演会」といった会の名前、あるいは「〇〇について」といった演題を記すことがポピュラーです。どうしても載せたい情報があれば、主となる情報の横に小さい文字で添えるといった工夫が必要です。

デザインについても、講演会の内容や登壇者の名前を伝えることが目的になるため、シンプルなものがおすすめです。白地に黒字で演題を記載し、加えるとしても企業ロゴをワンポイントで載せる程度にしておくと必要最低限でまとまったデザインに仕上げられるでしょう。

また、垂れ幕・横断幕に登壇者の氏名を記載する場合、「氏」や「様」、あるいは「さん」といった敬称を付けることが一般的です。医師や教師、弁護士や会計士など、いわゆる師士業の方であれば、「先生」でも問題ありません。

まとめ

講演会における垂れ幕・横断幕の目的やメリット、幕のサイズ例や仕様の選び方に併せて、会場レイアウト例とデザインのポイントについてお伝えしました。

せっかく講演会を行うのであれば、垂れ幕・横断幕はもちろん、会場レイアウトにもこだわって、満足度の高いものにしたいところです。

垂れ幕・横断幕は、頻繁に作ることがないアイテムです。判断に迷うことが多いかもしれませんが、この記事をヒントに垂れ幕・横断幕のツボをしっかりと押さえておきましょう。