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ゲーフラ(ゲートフラッグ)の作り方!必要な物や手順を解説

ゲーフラ(ゲートフラッグ)の作り方!必要な物や手順を解説

「ゲーフラ」は、主にサッカーを中心としたスポーツの応援において、ファンやサポーターの間で使われる応援グッズの1つです。

ゲーフラは「ゲートフラッグ」の略称で、旗の両端に付いた2本のポールを持って掲げると「門」のように見えることからその名が付きました。

今回は、自作のゲーフラでスポーツ応援をしてみたいと思っている方に、作り方を詳しく解説していきます。

ゲーフラは手作りで作成できる

ゲーフラは、印刷会社などに発注して制作するケースもありますが、材料さえ揃えれば自分で手作りすることもできます。手作りの場合はサイズも自由に決められますが、一般的に掲げられるゲーフラのサイズは大きいもので「100cm×100cm」、小さいもので「50cm×50cm」などがあります。

デザインはもちろん、どのようなサイズで縦横の比率をどのくらいにするかなど、ゲーフラを作る前の計画の段階で細かく決めておきましょう。

ゲーフラのイメージ1
ゲーフラのイメージ2

ゲーフラの手作りに必要なもの

ゲーフラを作るために必要なものは主に布と持ち手となる棒2本です。他にも、布にデザインを描くための絵の具や油性ペンなど手法に合った道具も揃える必要があります。

また、布に手持ち棒を取り付ける際に早くしっかりと縫いつけられる方法はミシンですが、ミシンが無い場合は手縫いで行うことになります。手縫いも苦手な場合は、強力な布用両面テープを使う方法もありますが、ゲーフラを振った際に外れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。どの方法を選ぶかによって必要なものが変わるので、事前によく確認しましょう。

以下は、ゲーフラ作成に必要な物の例です。

ゲーフラの作成に必要なものリスト
ゲーフラの手作りに必要なもの
  • 布(作りたい仕上がりサイズより大きめのもの)
  • 棒2本(つっぱり棒・園芸支柱・伸縮ポール、円柱の木材の棒など)
  • 布を縫製するための道具(ミシンか手縫い用品、もしくは強力な両面テープ)
  • テープ類(セロハンテープやマスキングテープ、ガムテープなど)
  • 長さを測るもの
  • ペンやチャコペン
デザインを作るのに必要なもの
(方法により異なる)
  • デザインを写し書きするための紙やプリンター(コンビニのプリンター)
  • デザインを作るためのソフトやアプリ
  • 絵の具(アクリル絵の具など)と筆
  • 油性ペン
  • 色付きガムテープ
  • スプレー

いずれも、手芸店や100円ショップ、通販サイト、ホームセンターなどで入手できます。どのようなデザインでどのくらいのサイズのゲーフラをどうやって作るか事前に決めておくと、イメージに合った材料を集めることができます。

布についてはいろいろな種類があります。ゲーフラを手作りする場合、綿100%の生地や、綿とポリエステルの混合生地が扱いやすくおすすめです。

T/Cブロード無地(ポリエステル65%、綿35%)は、生地の厚さが薄いので元の画像や文字を転写しやすく、絵具や油性ペンなどのインクの乗りも良いのでゲーフラ作成に向いています。

ポリエステル混合の生地はシワになりにくく乾きやすいという特徴があるので、持ち運びや小雨の中で応援する場合を考えると混合生地の方が使い勝手がよいかもしれません。

ゲーフラ作成の手順

ここからは、具体的にゲーフラを作る手順を紹介します。

1. 布を縫い合わせる

最初に布の補強のため上下の辺を縫っていきます。布は端の部分からほつれてきてしまうので、ほつれを防ぐためにも縫っておくと仕上がりがきれいになります。

まず、縫うための目印として上下の辺の端から5cm程度のところにチャコペンや鉛筆などで線を引きます。

5cm程度のところにチャコペンや鉛筆などで線を引く

端から印をつけたところまでを一度折り(2.5cm程の位置)、あて布をした上からアイロンなどでしっかりと折り目を付けます。もう一度2.5㎝折り返して三つ折りにし、同じようにアイロンで折り目をつけ、まち針やクリップで止めます。折り返した部分をミシンまたは手縫いで縫います。

三つ折りにする まち針などでとめて縫う

次に左右の棒を通す部分を縫います。左右の辺の端から5cmのところにチャコペンや鉛筆などで線を引きます。(5cmの部分は棒の太さによって調整してください)

チャコペンや鉛筆などで線を引く

端から1cm程のところで一度折り、あて布をしてアイロンをかけます。もう一度4cmのところで折り、同じくアイロンをあて、まち針やクリップで止めます。

端から1cmと4cmのところで折る

折り返した部分をミシンや手縫いで縫います。

折った部分を縫う

左右の辺が縫えたら、棒のてっぺんに当たる部分を棒が抜けないように縫います。

棒が入った時のてっぺんにあたる部分を縫う

なお、この袋状の加工は使用する棒によって適した幅が異なります。ぶかぶかになっていると棒が抜けやすくなり、きつすぎると棒が入りません。必ず用意した棒を巻きつけて確認した上で、端から何cmの部分で縫えばよいかを決めましょう。

2. 布にデザインや文字の下書きをする

布の縫製ができたらデザインを描く工程に移りましょう。方法はいくつかありますが、元となるデザインの画像や文字を印刷して、布の下に敷いて書き写すと綺麗に仕上げやすくなります。

ただし、一般的な家庭用プリンターで印刷できるA4サイズなどでは、布に対してデザインが小さすぎる場合もあります。文字だけであれば、A4用紙に1文字ずつ印刷して書き写すこともできますが、デザインの場合は1つの画像を分割して印刷して繋ぎ合わせる必要があります。

アプリなどを使って自分で画像を分割するか、コンビニなどのプリンターで「1枚の紙を複数枚に分割印刷できる機能」を備えている機種もあるので、活用するとよいでしょう。

分割して印刷した用紙を繋ぎ合わせて布のサイズに合わせる

分割印刷した紙はテープなどでつなぎ合わせて止め、布の下に敷きます。布と紙がずれないようにテープを貼ったり、重しをするなどして固定しましょう。布と紙が固定できたら、鉛筆などでデザインをなぞって書き写していきます。

下に敷いた紙をなぞっていく

なお、デザインを作るときにはパソコンのWordやExcel、パワポなどのofficeソフトやデザイン専門ソフト以外にも、スマートフォンの画像編集アプリを使うなどさまざまな方法があります。

ゲーフラ制作においては、最終的に手書きで書き写すのでデザインの画質自体はそこまで気にする必要はありません。また、書き写しやすい文字の大きさや太さでデザインを決めると作業がしやすいでしょう。

3. 色を塗って仕上げる

最後に、色を塗って仕上げていきます。デザインを書き写して下書きの状態になった布に、お好みの塗料で着色しましょう。ここでは、「絵の具や油性ペンを使う方法」「色付きのガムテープを使う方法」「スプレー缶を使う方法」の3つについてご紹介します。

絵の具や油性ペンを使う方法

手順2で下書きした線に沿って色を塗っていきます。外枠部分は細い筆やペンを使い、塗りつぶす部分は太い筆やペンを使うと綺麗に塗ることができるでしょう。まっすぐ線を引く場所は、マスキングテープを貼ってから塗ると剥がしたときに直線がまっすぐになります。この場合、必ず絵の具やインクが乾いてからマスキングテープを剥がすようにしましょう。

絵の具や油性ペンで塗っていく

なお、絵の具で描く場合は、アクリルまたはアクリルガッシュの絵の具を選びましょう。アクリルやアクリルガッシュは水に強いため、急な雨が降ってきた場合でも滲みにくくなります。心配な場合は出来上がった後に防水スプレーをしておくと良いでしょう。

色付きのガムテープを使う方法

文字をある程度直線の組み合わせで表現できる場合は、色付きのガムテープを使って文字を作っていくこともできます。曲線の多い文字や細かいデザインの場合は難易度が上がりますが、貼り付ける前にハサミなどで曲線を作れば、さまざまな文字やデザインにも対応出来ます。

ガムテープを使って文字を作る

スプレー缶を使う方法

スプレー缶も布に着色できる塗料の1つです。狙った位置に色を置くのが難しい場合は、型紙やあて紙を使ってスプレーがかからない部分を作りながら塗っていくとよいでしょう。スプレー缶は慣れていないとムラになりやすいので、模造紙など他の用紙で試してから布に噴射すると良いでしょう。

なお、スプレー缶を使う場合は喚起や汚れを考慮して、屋外で行うようにしましょう。スプレーが飛び散りやすいので、下に新聞紙やブルーシートを敷いておくのがおすすめです。

スプレーを使って着色する

印刷会社にゲーフラの制作を依頼することもできる

ゲーフラを手作りする方法についてご紹介してきましたが、印刷会社にゲーフラを依頼する方法もあります。

自分でデザインしたものを元に、布に印刷するところから印刷会社に依頼することも可能です。また、パソコンやスマートフォンでデザインを作るところからWEB上で行い、持ち手の棒とセットでゲーフラを注文できるサービスを提供している業者もあります。

ゲーフラという商品名で取扱いがない印刷会社でも、布にデザインを印刷し、両脇を袋状に縫製するところまで依頼して、出来上がったものに自分で購入しておいた手持ち棒を合わせるという方法もよいでしょう。

ゲーフラ作りで時間のかかりやすいデザインの下絵や色塗りが業者に依頼できると、仕上がりの完成度は上がります。

まとめ

今回は、ゲーフラを自分で手作りする方法についてお伝えしてきました。

1つ1つの工程や材料をそろえるのは大変な部分もあるかもしれませんが、自分で考えて1から作ったゲーフラが完成すると、応援にもより一層熱が入ることでしょう。ぜひオリジナルのゲーフラを掲げてスタジアムの熱気に負けないくらい会場で盛り上がってください。